$ 0 0 長崎西方の国境の島「五島列島」は昔、長崎から多くのキリシタンが移住した歴史で知られます。かつて大村純忠の統治以降、多くの信徒が生まれた長崎ですが、それ故に江戸時代には厳しい弾圧が行われ、信仰の維持が難しくなりました。そこで彼らは「五島」という新天地を選んだのです。そうした歴史背景を頭に入れ、福江島の「渕ノ元カトリック墓碑群」を見てみれば、当時のキリシタンの心情の一端に触れることができるでしょう。